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世界遺産検定2級に一発合格するための効率良い勉強方法とポイント

今年の3月に世界遺産検定2級を受験し

一発合格しました!

以前、3級を受けた際には100点満点中78点でしたが、

今回受験した2級では、
96点と大幅に点数もあげることが出来ました!

勉強時間は約2ヶ月間で合計50時間程度を要しました。

平日は約30分〜1時間(毎日ではない)
休日は2時間から3時間程度(試験1週間前の土日は5時間くらい)

これから2級の受験を控えている方や、世界遺産や旅行に興味がある方にもぜひ参考になればと思い、今回は僕が行った勉強方法をお伝えしたいと思います。

世界遺産検定とは

世界遺産検定は人類共通の財産・宝物である世界遺産についての知識・理解を深め、学んだ内容を社会へ還元することを目指した検定です。2006年に始まって以来、約20万人が受検し、11万人以上が認定されています。(公式HP抜粋)

NPO法人世界遺産アカデミーが主催実施、現在は文部科学省の後援も受けている検定で、日常の旅行の時だけではなく、進学や就職活動、仕事にも幅広い場面で役立つものです。

級はそれぞれ以下のように区分されており、初めて受験する方は2級〜4級を受験することができます(併願も可能)

上位2級については1級は2級、マイスターは1級をそれぞれ所持している方のみ受験資格があります。

4級 日本の全遺産+主要な世界遺産30件
3級 日本の全遺産+主要な世界遺産100件
2級 日本の全遺産+主要な世界遺産300件
1級 日本の全遺産+全ての世界遺産(約1,070件)
マイスター 全ての世界遺産(論述式)

最新の2018年7月(第32回)の受験難易度を参考までにまとめてみます。

4級 認定率91.0%(受験者数1,259名・認定者数1,146名)
3級 認定率70,1%(受験者数4,491名・認定者数3,147名)
2級 認定率61,4%(受験者数3,143名・認定者数1,929名)
1級 認定率20,3%(受験者数843名・認定者数171名)
マイスター 認定率37,8%(受験者数37名・認定者数14名)

過去4回の認定率では、4級83〜92%、3級70〜81%、2級57〜64%、1級20%、マイスターは37〜58%(1級とマイスターは年2回での数値)

1級以上は認定率がとても低く、世界遺産に対する専門的な知識や知見が求められますが、僕が今回受験し合格した2級については、認定率は60%程度でしっかり要点を抑えて勉強をすれば、一発合格することは比較的容易な級と言えます。

また、全ての級がマークシート式のため(マイスターは除く)万が一回答がわからなくとも、四択の中から消去法で選べるので点を重ねることもできます。

そのため、世界遺産検定受験の際に求められるのは、まずは闇雲に一つ一つの用語や遺産を覚えることに務めるのではなく、まず検定の出題形式の特徴を知り、それを踏まえた上で、その遺産へアプローチが何よりも大切です。

以下で詳しく説明します。

世界遺産検定の出題形式を知る

先述の通り、出題形式を知ることで合格はぐっと引き寄せることが出来ます。

ここでは2級の方向けの記事を書くので、2級の問題数と配点比率をおさらいしますが

【合格基準100点満点中60点以上】問題数:60問 試験時間:60分

★基礎知識:20%
★日本の遺産:25%
★世界の遺産(自然遺産:15%  文化遺産:35%)
★その他:10%

ここで一番お伝えしたいことは

「基礎知識」と「日本の遺産」を押さえるだけで100点中45点が取れるということ!

45点が取れるということは合格基準点まであと15点で到達です。

他級でも重要な各項目ですが、同様に2級でも得点配分の大きなウエイトを占めています。そのため、受験勉強を行う上でこの項目は集中的に行ってください。

2級においては、世界の遺産300件が出題範囲ですが、日本の遺産はわずか21件

21件だけで全体の25%を占めているならば、真っ先に覚えるべきですよね!

ただし、油断は大敵です!

なぜならば、これらの項目については深い知識が求められるからです。

基礎知識と日本の遺産の効率良い勉強法

2級での同項目についての勉強法をお伝えします。

僕は受験に備えて

公式テキスト、過去問、ノート、ペン、地図帳を用意しました

テキストや過去問は書店やアマゾンでも購入できますが、最近はメルカリにも多数出品されているので安く入手することもできますよ!ブックオフにもありましたが価格は高めです。

僕の勉強方法ですが、以下1→5の順番で実践をしました。

1、公式テキストの各項目を一読

2、ノートにまとめる

3、一通りまとめたら過去問をやってみる

4、間違った箇所や覚えられないところを中心に再びテキストを読む

5、過去問を再度こなす

実際にノートにまとめるのは時間が掛かりますし、効率悪いと思う方もいられるかと思いますが、テキストを読むだけで覚えられる記憶力の良い人や現役学生でなければ、ノートにまとめるほうが理解は深まりますし、記憶を呼び起こすのにも良いかと思います。

基礎知識について、年代順にそれぞれ理解をすることが必須だと思うので、この点ノートで自分なりに書くことで、頭の中でも整理ができるので必要かと思います。

また基礎知識では例えば、以下のような問題が出題がされます。

「世界遺産条約」が採択された年 ( A )と、採択された会議( B )の組み合わせとして正しいものはどれか。

1、(A)1946年ー(B)ユネスコ総会

2、(A)1946年ー(B)国連人間環境会議

3、(A)1972年ー(B)ユネスコ総会

4、(A)1972年ー(B)国連人間環境会議

実際に2016年に出題された問題ですが、このように基礎知識では名前が似たような機関や条約、会議名、年号の正確な知識が求められます。ここをウロ覚えにすると、あとで大きな致命傷となります。

年代と条約名をリンクして覚えるだけではなく、その条約や会議がどういったものであったかも大まかでも良いので、セットで覚えるようにしてください。

そして基礎知識で一番覚えづらく厄介な「登録基準」についてですが、2級については暗記は必要ないと思っています。マークシートなので全文を書き表す必要がないからです。

10項目のうち(1)〜(6)が文化遺産についての登録基準であること、(7)〜(10)が自然遺産についての登録基準であることをまず理解した上で、それぞれの特徴的な項目部分だけを覚えます。

例えば(4)については「建築様式と科学技術の総合体」に対する登録基準ですので、(4)は「建築と科学」と結びつきのある登録基準とまずは体言的に覚え、登録内容をノートに書き込んだり復唱をしながら覚えることに務めました。

そして「4軒の建築と科学!」「3時(のおやつは)文明(堂)」など自分が覚えやすいよう語呂遊びして記憶に残そうともしました。

正直とても覚えづらい箇所のため、楽しんで覚えたもの勝ちだと思います!

また、日本の遺産については、テキストの太文字以外の部分についても問われるので、いかにテキストを隅々まで読み、理解しているかが攻略の鍵になります。

まず21件のうち自然遺産は数が少ない割によく出題されているので、落とすことのないよう先に覚えておきましょう。

そして世界遺産検定はマークシート式なので、似た内容と併記した問題がよく出題されます。例えば以下のような問題です。

「小笠原諸島」において高い固有率を示す植物 ( A ) と、「小笠原諸島」に認められている登録基準( B )の組み合わせとして正しいものはどれか。

1、(A)コケ植物ー(B)登録基準(ⅸ)

2、(A)コケ植物ー(B)登録基準(x)

3、(A)維管束植物ー(B)登録基準(ⅸ)

4、(A)維管束植物ー(B)登録基準(x)

「基礎知識」や「日本の遺産」については、このような組み合わせ問題や引っ掛け問題が数多く出題される傾向にあるので、テキストに沿って一つ一つしっかり覚えていきましょう。

また、似たような名前の寺院や遺跡など、構成遺産が多い遺産については覚えにくいので、それを助ける一役として地図帳やGoogleマップが活躍しました。

その土地に住んでいる人であれば必要はないのですが、紀伊山地など京都は特に分散しておりわかりづらい印象があったため、それらを用いて、実際に旅行に行った気分でその遺産の場所と写真を見て、名前を覚えることにしました。

多少の時間は掛かるので、最短で合格を目指す人には全くオススメはできませんが、世界遺産について深く理解したい方や今後に生かしたい人にはぜひオススメしたいと思います!

「世界の遺産」はいかに簡略化して覚えるかが鍵

テキスト順に進めていくと、次は世界の遺産に移ります。

2級では先述の通り、300遺産が出題範囲となるのでページ数としても広範囲となるので、短期間で合格を目指すのであれば、テキストの太字部分とその遺産の特徴を抑えたキャッチコピー(遺産を説明する文章前の一文)を覚えるよう務めることをオススメします。

コピーはその遺産の特徴を抑えているので、理解するのに一番の早道かと思います。

またテキスト順にとお伝えしましたが、2級の出題範囲では「自然遺産」の方が数が少ないので効率良く点数を上げたい方は、テキスト後半部から始められることもオススメします。

ただ高得点を狙っている方や深く理解をしたい方はそれだけでは不十分です。

世界の遺産としてよく出題され、必ず覚える必要性があるのは

「初めて世界遺産登録された12件の遺産」です。

毎回出題されていると言っても過言ではないので、国別・内容とともに抑えてください。

また、世界遺産検定の出題パターンとして、以下のような遺産は特に多く出題されている傾向にあると思いますので、抑えておかれると良いと思います。

・世界で○○の遺産(最古、初めてのetc)

・建築様式とその代表遺産

・国立公園や国定公園でありながら「複合遺産」である遺産

・危機遺産、登録抹消された遺産

・トランスバウンダリーサイトとしての遺産

・登録基準(1)が認められている代表的な遺産

あくまでも一例ではありますが、一つ言えるのは可能であれば2年分以上の過去問を用意し、出題傾向を把握することが合格までの早道かと思います。

また、長い遺産名や人名も多く出てきますが、これも丸暗記する必要性はないと思います。

例えば、イタリアのローマ歴史地区の構成遺産の一つ「サンパオロ・フォーリ・レ・ムーラ聖堂」であれば、「レ・ムーラ聖堂」とだけ覚えたり、オーストリアのシェーンブルン宮殿の建築した建築家「フィッシャー・フォン・エアラッハ」を覚えるのであれば、「エアラッハ」とだけ覚える程度でも、十分に四択の中から正解へ導き出すことができると思います。

「世界の遺産」では、いかに記憶に留めておけるかが加点できる大きな要素となります!

登録されたばかりの遺産や時事ネタにも目を通しておく

テキストの項目以外での評価基準ですが、

これは主にテキストには掲載されていないタイムリーな時事に関することや、

登録されたばかり遺産のことなどが主に出題されています。

・直近で登録された遺産や、新しく危機遺産登録された遺産

・世界遺産登録委員会が行われる開催国と都市(前年と今年分は必ず覚える)

・今年審議される遺産(特に日本の遺産)

ネットで検索するとすぐに出てきますが、日頃から情報を収集するためにも「世界遺産検定」のTwitter公式アカウントのフォローをオススメします!

また、ヤフーニュースや、新聞でも世界遺産の記事になることが多々あるので、日頃から情報を得ることのできるよう常に情報のアンテナを張っておいてください。

あと最近の出題傾向として、各遺産のことを示した英文が出題され、その英文から推測される世界遺産を選択する形式の問題がよく出題されています。

僕が受けた試験では、奴隷貿易の拠点となった「ゴレ島」の遺産に関する英文が出ました。

簡単な英単語で記載されるので、肩肘を張る必要性はないと思います。

おわりに

2級は60点以上で合格となるので、

日本史や世界史が得意な方であれば、マークシートなので20〜30時間の勉強時間や、

過去問をこなさずにテキストの多読だけでも合格点に達することが

出来てしまう比較的取りやすい試験であると思います。

しかし逆を言えば、多少なりとも対策をしないと合格することは難しいと思います。

認定された後にも活きる資格なので、
ぜひ自分に適した勉強方法を見つけて合格を目指してくださいね!

試験料も決して安いものではないので、
一発合格できるよう当記事が少しで参考になれば幸いです!

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