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カンボジアのトンレサップ湖でボッタクリに遭った話

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こんにちは、ユウです。

今年アンコールワット観光の際に立ち寄ったトンレサップ湖という湖で、僕が実際に遭ったぼったくりの話を書きたいと思います。

日本人観光者が頻繁に被害に遭っているようなので

これからカンボジア観光をされる際の参考になれば幸いです!

トンレサップ湖の概要

名称 トンレサップ湖
語源 クメール語で巨大な淡水湖と川の意(Wikipedia引用)
面積 2500㎢(琵琶湖の4倍程度)
見どころ 世界最大級の水上生活者の集落群と夕日
アクセス シェムリアップ市街からトゥクトゥクで約30分

アンコールワットのあるシェムリアップからもさほど離れていないため

多くの観光客がツアーで訪れる人気観光スポットでした。

船上でボッタクリに遭遇

シェムリアップ観光の最終日。

連日アンコールワット観光をしていたこともあり、トゥクトゥクのドライバーに勧められたこの湖まで足を運んでみることにしました。

シェムリアップからそこまで離れていないこともあり、料金は往復で15ドルくらい。

褐色の畑が続く凸凹の畦道を砂埃を巻き上げながら30分ほど走ったでしょうか。

マスクとサングラスを装着し防備をして行きましたが、タイヤが巻き上げた小さな砂が目に入り、着く前から既にテンションが下がっておりました・・・。

トゥクトゥクで行く方は自分に合ったマスクとサングラスは絶対持参で行きましょう!

到着後、乗船のためにカウンターがあるので乗船料30ドルを支払いました。

そのあとスタッフらしき若い男に誘導され川岸に停泊している乗船口に向かいました。団体観光客は何人か居ましたが待ち時間は一切なく結局、僕一人だけの乗船となりました。

僕が乗り込んだ船には、船頭、このスタッフの若い男の二人。

そしてここまで送って貰ったトゥクトゥクの運転手も乗り込んできました。

「地球の歩き方」で事前にここのぼったくり情報をチェックしていたこともあり、自分は騙されることはないだろうという慢心もあって、またアンコールワットの観光で数日お世話になっていた信頼できる運転手が乗ってきてくれたこともあり安心しきっていました。

木造船は音を立てながら水上浮かぶ集落をいくつも通り過ぎます。

途中、若い男が水上集落のお店で、「ビールを買うからお金を出し合ってくれ」という提案をし出したので最初は断ったのですが、英語があまり通じず渋々僕も少額を渡す羽目に。

船上で男たちと乾杯が始まりました(船頭は運転しているのでもちろん飲みません)

男は音楽を大音量で流し始めた思えば、勝手にガイドをし出します。

サムライやら、京都やら・・・胡散くさい日本語が出てくると思えば「日本人大好き」と、僕の機嫌までとって来ました。

適当な受け答えをしていた僕に、向こうもだんだん態度が変わってきて・•・

トンレサップ湖に近づいたところで船が急に止まりました。

そこで男が一言。

「水上集落へ寄るには一人の乗船とガイド代の40ドルを追加で払え!」

あ〜〜悪い予感的中!!!

適当な相槌を打っていましたが、あまりに執拗なので

「No Money! I want to return!!」

と、僕ができる最大限の英語(笑)とできるだけ怖い顔で怯まず連呼しました。

今は所持金持ってないから後でATM寄らないと金がないとも伝え。
そうしたら僕の稚拙な英語が伝わったのか、呆れた男は水上集落に一度寄るから話はそれからだと言い放ち船は再び動くことになりました。

船上で逃げ場がない分、被害に遭いやすいとはまさにこのことなのでしょう。

刃物で脅されればもちろん有り金を出すつもりではいましたが、それもなく男はひ弱そうだったので万が一のことがあれば、こちらも抵抗してやるくらいに思っていました(笑)

水上集落での出来事

水上集落に着くと、他の観光客を乗せた木造船が所狭しと停泊していました。

広大の湖の上に木造の櫓が組まれていてルーフトップになっており視界360度見渡せる展望台になっていました。
5月の暑い時期とはいえ流石に湖上は風がとても心地よかったです。

そんな素敵な状況でしたが・・・・僕はここでもまさに逃げ場がない状態。

他の観光客を羨望の眼差しで眺めていました。
水上集落の1階にはワニのプールや土産を売るスペースがあり、奥にはここで暮らす人の居住スペースなのか生活感があるスペースがありました。

若い男と船頭は水上集落の居住者たちとも知り合いなのか、何やら話し込んでいました。

常に僕は監視されている状態で、トゥクトゥクの運転手でさえ僕に近寄ってきてこんな状況に巻き込んでしまい申し訳ないとハグを求めて来たりして、今思えば異様な状況でした。

というより運転手も実は最初からグルでした。おそらく紹介料が貰えるのでしょう。

男が僕のところにやってきて「ワニを一緒に見ないか?」と話しかけてきます。

一面、ワニの海・・・・

お前をここに落としてやりたい気分だよ!!!笑

監視が薄れた隙に、財布に入っていたお金を靴底に隠しておきました。

ただいくらお金がないといい、財布に全くお金のない状態も不自然なので、何かあった時のためにも少ない日本円とドル紙幣だけは残しました。

日が落ち始めて来たこともあり、周りの観光客も帰り支度を始めていました。

他観光船も帰り仕度を始めている中、自分もそろそろ帰りたいと男に伝えると、完全に日が落ちないと帰れないと言い始めたので、しばらく帰すつもりはないだろうと判断し、財布に残しておいた少額の紙幣を見せて交渉をすることにしました(その日はどうしても早く街に戻らなくてはなりませんでした)

これを渡すから帰ってくれと。

日本円を見慣れているからなのか、これしかないのか?と疑って来ましたが

これしかないと語気を強め睨んで言いました。僕にしては鬼の形相だったと思います(笑
それでもお札は無理やり奪われ・・・

「これっぽっちではお前一人のために船を出したのが無駄になるので帰船時間も遅くなる」

もう、本当面倒くさい男でした。
ワニのプールに真剣に落としてやろうかと思ったくらいです。

一度、その場を離れて最悪靴底に隠したお金に目をやりましたが・・・ここまできて怯みたくない変な気持ちもあったので、どうやり過ごそうか考えていた矢先、僕の背後から偶然にも聞き慣れた日本語が確かに聞こえたのです。

日本人男性の観光客が偶然にもいたのです。

僕は事情を説明し、帰りに同じ船に乗せて貰えないかをお願いをすることにしたのですが、その観光客は船をチャーターで来ていたらしく、一度は断られてしまいました。

しかしこちらの事態を察してくれ先方の船頭さんに交渉して頂けることに。
相手のガイドさんが船頭さんに交渉してくれた結果・・・

相手の船頭さんに少額のチップを渡すという条件で乗船OKとの判断!!

まさに光が差した瞬間でした。

早速帰船するということで、相手のガイドさんがこちらの問題の男へ話をつけてくれましたが、何やら揉め始め・・・

男はお前はこっちの船!!と、必死の形相で僕を睨みつけてきました。

本当最後まで面倒くさい!!!

僕のことが好きなのでしょうか。いい加減にして欲しかったです。

トゥクトゥクの運転手も水上集落で勝手に酒を飲んでおり、泥酔気味でした。当然、帰りは飲酒運転になるのでそんな運転手とは一緒に街へ帰りたくありません。

そのような状況も察してくれた先方のガイドと日本人男性の判断で無事に出船をしました。

ボッタクリに遭わないために心掛けること

日本人の方のご好意で無事に戻ってくることができました。

この場をお借りして感謝を申し上げます。

僕の場合は偶然にも現地に居合わせた方がいたため、不幸中の幸いだったとしか言えません。あのまま帰りも同じ船に乗船をしてたら最悪何かされていたかも知れません。

僕のような一人旅行者の日本人が被害に遭われているようです。

カンボジアは親日国と言われていますが、まだまだ貧富の差が激しく日本人は特に裕福な旅行者とも思われています。水上集落の家族に写真もお願いしたらお金をせがまれました(この家族にぼったくりに遭ったわけではないです)

今回の失敗は事前に情報を知っておきながら、自分は大丈夫という慢心から起きた出来事でした。もちろんぼったくりはする方が悪いに決まっていますが、こうしたぼったくりに合わないためにも行く前から最新の現地情報をチェックし、常に危機感を持った行動をすること。実際それに尽きると思います。

トンレサップ湖は本当に夕日が綺麗なところです。

水上集落も現地の人々の暮らしが日本に居ては知り得ない良さがあります。

そんな素敵な場所で、また同じ目に遭わないためにもぜひこれから旅行を考えている方には当記事が参考になれば幸いです。

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