こんにちは、ユウです。
2018年9月初日、空沼岳登山に行って来ました。
コース上には美しい沼が点在しており、山頂は晴れた日には360度の眺望を望むことができる大パノラマ。眼下には恵庭岳、支笏湖、遠方に羊蹄山も観ることができる札幌市内でも有数の人気の山です。
今回は登山歴浅い私がお送りするレポートのため、登山初心者の方にも是非この山の魅力が伝わればと良いなと思います。
空沼岳の概要
名称 | 空沼岳(そらぬまだけ) |
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標高 | 1.250m |
難易度 | 中級者 |
コース | 万計沢コース(のぼり約4時間・くだり約3時間30分 往復約15km) |
アクセス | 札幌市内から車で約40分。公共交通機関を利用の場合は、中央バスを利用し「空沼登山口」下車。林道を沢沿いに1km歩き登山口到着。 |
行き方
札幌市内から来る方は支笏湖方面へ向かう真駒内通りを南下、芸術の森付近を通過した後、常盤小学校の信号機を右折してください。右折後、国道453号線沿いをしばらく進むと真駒内乗馬クラブ、常盤温泉の看板があるところで右折してください。あとは道なりに進むと突き当たりの日鉄鉱業にたどり着くので、そこからは案内看板に沿って進んでください。
バスで来る方は日鉄鉱業採掘場の事務所前がバス停です。
ここから登山口まではここから沢沿いに約10分歩きます。
(2018年9月現在、登山口に繋がる橋梁が工事中のため、車利用者は日鉄鉱業の手前までしかいけません。私有地に駐車しないようご注意ください)
登山道に進む途中に周辺図がありますが、また長い道のりを感じさせます。
この看板を過ぎてからも道なりに進んでいけば登山口に到着です。
登山レポート
登り(登山口〜万計山荘〜真簾沼〜山頂)

先ほどの日鉄鉱業付近から約10分ほどで登山口に到着します。
登山口で入山届を出していざ入山。
空沼岳は標高こそはさほど低いものの、片道7.7kmの長い道のりです。
入山してすぐにすぐに沢渡りのポイントがあります。人が一人通れるくらいの丸太の橋が架かっていますが、とても滑りやすいので気を引き締めて渡りましょう。結構急流です。
最初のうちは緩やかな傾斜が続き、心地のよい樹林帯が広がる中を登って行きます。
登山道も整備されていて安全に登ることができますが、特に雨上がりの後は地面がぬかるんでいる箇所もあり前を歩く人の泥が跳ねることがあるので気をつけましょう。その点、登山用のスパッツを準備されていると便利だと思います。
約1時間ほどゆっくり登ったところに、急流に掛かるお手製の丸太橋があります。とても滑りやすいのでこちらも慎重に渡っていきます。
さらに30分ほど進むと、やや強い水音が聞こえてくるので、そのすぐ左手に「万計沢の滝」が出現します。滝を通り過ぎるとすぐに視界が開け第一絶景ポイント「万計沼」にたどり着きます。
万計沼の絶景には思わず息を飲みます!
沼のほとりにはベンチや休憩ができる万計山荘があるので、疲れたらこちらで休憩ができます。トイレもありました。
万計沼を後にして再び登山道へ戻ると、約45分ほどで「真簾沼」につきます。途中斜度のある登りもあるので、水分補給をしながら無理せずに登りましょう。
先ほどの万計沼も絶景でしたが・・・こちらも
・・・・写真では伝わりづらいですが絶景でした!!
沼というより静かな湖といったところでしょうか。
再び登山道へ戻ると、すぐに急な登りがあります。それを越えるとしばらくは緩やかな下り坂になりアップダウンが続く結構な体力消耗ポイントです。
少々不安になるほどの長いくだりですが、その先は空沼岳一の急登が待ち構えています。
初心者といえども登山グローブは用意した方が良いです。
この急登を登り切りしばらくしてから、札幌岳との分岐の看板が見えてくるのでここまで来れば山頂まではあと少し。最後は狭い岩間に注意して上がると急に視界が開けるのでようやく山頂へ来たことが分かります。
標高は1.250m。思っていたよりも低い山ですがここまで休憩を含めて約4時間。
初心者にはなかなかハードな山でした。
しかしながら、山頂からも絶景の景色を拝めます。
登って来た側を背に支笏湖や恵庭岳、正面には札幌市内を一望。そして天気が良ければ奥側に羊蹄山も見ることができます。
余韻に浸りながらここまでの疲れをゆっくり癒しましょう。
下り(山頂〜真簾沼〜万計山荘〜登山口)
下りも上りと同じ登山道を辿ります。少しゆっくり目で3時間〜3時間半ほどです。
先ほどの急登の箇所は特に慎重に気をつけながら下りましょう。ストックがあると安全ですね。
帰りも万計山荘で小休憩させていただきました。山荘内は綺麗に整頓されており、同志の皆さんが大切にされているのがとても伝わって来ました。
万計山荘からは約2時間ほどで登山口へ戻って来ます。
まとめ
初心者の私でも楽しく空沼岳に登ることができました。
スニーカーや軽装は一切適さないのと、低山ながらそれなりに距離のある行程のため登山道具の準備は怠らず入山しましょう。
最後に空沼岳の魅力をまとめて終わりにします。ぜひ参考までに!
・札幌市内から約40分!
・国立公園内の美しい沼や樹林が広がり休憩ポイント多数!
・スリルのある沢渡りや急登も含め登山者を飽きさせない山!