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マレーシアの世界一静かなスタバに行ってみた話

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こんにちは、ユウです。

突然ですが、マレーシアのクアラルンプールに世界にここだけのスターバックス店舗があるのをご存知でしょうか?

「世界一高いところにあるスタバ」、「世界一美しいスタバ」など・・・全世界には「世界一◯◯なスタバ」と呼ばれるお店は色々とありますが、クアラルンプールにあるスタバは「世界一静かなスタバ」と言われるお店があります。

佇まいは極々一般的なお店ですが、実際に足を運んでみるとその理由が!

今回、実際に訪問し体験してきたのでご紹介します。

世界一静かなスターバックスとは

お店の前には、手話のイラストとこのような英語が書かれています。

”Proudly Served by Deaf Partners”

直訳すると「聴覚障害の方が誇りを持って務めている」という意です。

ここは聴覚障害の方が主となり運営されている世界で唯一のスターバックスです。

私がこのお店を知ったのはネットニュースの記事で見たのがきっかけ。その時は世界で一番静かなスタバとは一体どういうことなのか、タイトルだけでは理解し難かったのですが、実際に記事を読み進めると理解することができました。

そして実際にお店へ訪問すると、その仕事に誇りを持って務めているスタッフの方々に会うことができました。

世界一静かなスタバの場所

場所はクアラルンプール郊外のバンサー地区。多くの日本人も住んでいる高級住宅街で、そのエリアにある「バンサービレッジ」という商業施設にお店はあります。

日本にもよくあるタイプの複合施設で、ビレッジ1と2があります。

世界一静かなスタバはビレッジ2側にあります。お店は4階。

最寄り駅から少し離れているので、時間に余裕のない方はKLセントラル駅からタクシー利用がオススメです。KLセントラル駅からは車で約15分ほど。

タクシーの運転手には、バンサービレッジ2と伝えれば問題なく伝わりますよ。

お店の雰囲気

外観、内観ともに普通のスタバと全く変わりませんが、実際に入店すると他のお店との少し違いに気づきます。

壁面の手話のイラストに、スタッフ紹介などが書かれたオリジナルボード。

日本で数あるスタバに行きましたが、スタッフ紹介などのボードはあっても、地域社会での活動や記事などがきめ細かく紹介されているボードは初めての経験だったので、素敵なお店作りに取り組まれている姿勢に胸を打たれます。

そして、注文。

もちろん、手話でなくても構いません。オーダー用紙に記入と指差しで通じます。

私が応対してくれた女性のスタッフはオーダーとともに素敵な笑顔で、プラスチックカップに書く私の名前を訊ねてきたので、自分の名前を用紙に書いて伝えました。

一切声無しのやり取りではありましたが、異国の地でこうして通じ合えることがどんなに素敵なことなのか、コミュニケーションは「声」だけではないってことに改めて気づかされた貴重な経験でした。

店内には通常のスタバの店舗同様にテーブル席、そして店舗を出たところにもテーブル席や椅子席があるのでそれなりに広いです。

世界一静かなスタバがオープンした背景

「世界一静かなスタバ」は2016年7月、手話通訳者協会の協力の元オープンしました。

聴覚障がいを持つ方々が広く就労できる場として、スターバックスが積極的に雇用支援を行った例として成功を収めている店舗です。

同じ境遇の方同士で支え合い協力をしあうことで、さらに素敵なお店にしようという工夫やアイデアが随所に見受けられ徹底されていると感じます。

実際スタッフさんの生き生きした接客と、手の行き届いた店内はとても素敵でした。

コーヒーチェーン最大手のスターバックスが、聴覚障がいの方が働く就労の場を提供していることが端を発して、さらにこうしたコンセプトショップが全世界中に広まっていくことが今後期待されます。

限定のマグカップやアイテムも人気

世界一静かなスタバは店舗限定グッズも販売されています。

マグカップもその一つ。クリアなグラスに描かれた手話のイラストが人気です。

他にも限定のタンブラーやトートバッグ、キーホルダーなどもあるので、マレーシアのお土産やプレゼントにしても最適。

おわりに

いかがでしたでしょうか?

バンサー地区はあまり見どころのないエリアではありますが、スターバックスが好きな方にはぜひ一度は寄っていただきたいお店です。

笑顔の素敵なスタッフさんたちと、心ときめく限定グッズにも出会えますよ!

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