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アルテピアッツァ美唄(安田侃彫刻美術館)は春夏秋冬訪ねたい美術館

こんにちは、ユウです。

札幌から車で約1時間の美唄市に世界的彫刻家・安田侃さんの彫刻美術館があります。今回ご紹介する「アルテピアッツァ美唄」です。

閉校となった小学校を舞台に、校舎や体育館、校庭やその周囲を取り囲む一帯に、安田さんの作品が自然と溶け合いながら展示されています。

現代アートが好きな方はもちろん、水場や築山もあるので子ども連れの方にもぜひオススメしたいアートスポットです!

アルテピアッツァ美唄が誕生した背景

イタリア語で「芸術広場」という意味を持つこの美術館は、かつて炭鉱で栄えた美唄で廃校となった小学校を整備し、1992年にオープンしました。

安田さんの出身地である美唄は日本有数の炭鉱都市として栄えましたが、炭鉱の閉山とともに多くの人口を流失。多くの炭鉱関係者がこの街を去ることになります。

最盛期約10万を数えた人口は大幅に減少(現在は約2万ほど)。

しかし時は経ってもかつてこの炭鉱町を離れた後に想いを寄せ続ける方々や、当時の記憶や想いを形として後世に残そうとする地元住民の多くが、閉山後の美唄を支え続ける大きな原動力となっていました。そしてその想いはやがて一つの実を結ぶことに。

当時街の再生に乗り出した美唄市が、閉山後の炭鉱跡地に記念モニュメントを制作を安田さんへ依頼。故郷の再生のために一役を買った安田さんは制作を手掛けることになります。

建立後しばらくして日本でアトリエ探しをしていた安田さんに、この廃校の利用話が持ち掛けられます。

長らく使われていなかった校舎は老朽化が進んでいましたが、校舎の一角にある現役の幼稚園に通う児童たちの姿を見た安田さんは、この校舎に自らのアトリエ設置と再生を決意したと語っています。

この子供達が喜ぶ広場にしよう。

引用:アルテピアッツァ公式サイトより

オープン当時5体の彫刻展示からスタートした小さな芸術広場は、今ではその数40作品を数える広大な美術館として市民が集う憩いの場所だけではなく、道内外からも多くの方が訪れる北海道屈指のアートスポットになりました。

屋外は自然と溶け込む安田作品が随所に

アルテピアッツァ美唄は全ての彫刻作品を観て触れることができるので、作品を身近に感じることができるのも実に魅力的です。

大理石の形状や色の違いもそうですが、展示されている場所(日なたや日陰)によってそれぞれの作品の温度の違いも、実際に作品に触れてみて分かる面白みがあります。

校舎裏手の森の中には丸みを帯びた彫刻作品や、

築山に上がって見ると、地中と一体化したようなこんな彫刻も。

水場には小さな水路があり、夏場は水遊びを楽しむ子どもたちの姿が多く見られます。水路は大理石が敷き詰められているので、裸足で歩いても安心です。

 校舎は1981年までは美唄市立栄小学校として使用されていました。

ノスタルジックな木造校舎と体育館も展示スペースに

木造校舎や体育館も安田作品の展示スペースになっています。木造校舎は校舎横の螺旋階段を上がり二階が入口です。屋内は体育館ともに土足禁止となっており靴を脱いで館内に入ります。

今ではほとんど見かけなくなった木の廊下は、ミシミシと音が立ちます。

当時の教室は作品の展示スペースとして活用されています。

一部が溶け出したような独特な形状の作品物など、特徴的な作品も展示。

私が訪問した時はちょうど、美唄の四季折々の風景を切り取った写真展が開催されていました。アルテピアッツァではこうした作品展示をはじめ、コンサートやイベントなども時折開催されています。

1階には旧栄小学校の校歌の掲示がありました。炭鉱について歌われた歌詞にこの小学校の歴史の長さを感じます。

同じフロアーには先述の栄幼稚園が併設されています。幼稚園の内部には入ることができませんが、玄関にある作品は観ることができます。

体育館で世界の安田作品の数々を知る

 体育館では展示作品のほか、世界各地に展示されている資料や写真などで観ることができます。アルテピアッツァ美唄ではその作品を一堂に鑑賞することができるのも魅力的ですね。

・北海道知事公館
・東京ミッドタウン
・東京国際フォーラム
・ベネッセアートサイト直島(香川県)
・トラヤヌス帝の市場(イタリア)
・オーロラプレイス(スペイン)
・シティガーデン(アメリカ)
・ブリッジウォーター(イギリス)など

芸術鑑賞のあとはカフェアルテでひと休み

彫刻散策とともにぜひ利用したいのが併設のカフェ「カフェアルテ」です。

静かな店内にはカウンター席とテーブル席があり、ゆったりとした時間が流れます。

夏場はテラス席が用意されているので、天気がよければこちらでオーダーも可能。

屋外で楽しむコーヒーも格別な一杯になりそう。

冬場は薪ストーブが暖かみのある空間を演出してくれています。

カフェアルテのコーヒーはハンドドリップで丁寧に淹れる本格派。

ハンドメイドのスイーツや軽食もメニューに並びます。芸術鑑賞のあとに素敵なカフェでくつろぎの時間を過ごしてみてはいかがでしょうか?

開館時間・休日など基本情報

開館日 水曜日〜月曜日
開館時間 午前9時〜午後5時
入館料 無料(任意による寄付受付あり)
閉館日 毎週火曜日・祝日の翌日(日曜日は除く)、12月31日〜1月3日
備考 無料駐車場あり

行き方・アクセス方法

美唄市内からは車で約10分のところにあります。

JR美唄駅を利用者は東口からタクシー乗車または市民バス東線を利用してください。「アルテピアッツァ美唄」行きに乗車し終点です。

札幌中心部からは道央自動車道(高速)利用で約60分。美唄ICを降り約5分です。

まとめ

アルテピアッツァ美唄は安田さんの彫刻の質感や造形美を一堂に楽しむことができるアートスポットですが、背景の山々や施設内の四季の移ろいも実に見事なので、春夏秋冬、何度訪ねても目も楽しませてくれる北海道屈指の芸術スポットでした。

コンサートや写真展などの催し、体験型のワークショップなども開催されているので、訪れる前に公式のホームページをぜひチェックしてみてくださいね。

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